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【愛読書リスト】
[▼戦艦大和の最期] [▼坂の上の雲] [▼提督伊藤整一の生涯]
[▼島津奔る] [▼大英帝国衰亡史]  [▼特攻の総括] [▼浅間山荘事件]
[▼代表的日本人] [▼四国巡礼葛藤記] [▼米軍提督と太平洋戦争]
「戦艦大和の最期」 吉田満著

 「戦艦大和の最期」に、はじめて出会ったのは、27歳の時でした。

 脚色されたものをラジオドラマとして聞きました。それ以来、何かに迷った時、苦しい時、嫌なことがあった時、暇なとき、いろんな時にこの本を読みます。

 全ての登場人物が、それぞれの任務をきちんと果たして、あるいは死に、あるいは生き残って戦後の復興の為に働いた。

 そのことを考えるとき、自分が直面している悩みや苦しみなどは、小さいものだと感じます。

 一部に戦争肯定の文学だ、などという批判をする人々もいるが、そのような読み方は全く表面的な読み方で、反論する気さえ起こりません。


「坂の上の雲」 司馬遼太郎著

 日本が近代国家として出発した明治期において、国家の運命を担って、それぞれの仕事をした人物すなわち、秋山好古・真之兄弟、正岡子規、東郷平八郎、大山巌、山本権兵衛、広瀬武夫、児玉源太郎など、数え上げればきりがないほどの魅力的な人物が描かれています。


「提督伊藤整一の生涯」 吉田満著

 大東亜戦争末期、第二艦隊司令長官として、戦艦大和に座上し、沖縄特攻に散った、伊藤司令長官の生涯を綴ったものです。

 作者は、「戦艦大和の最期」と同じ吉田満氏です。

 吉田満氏は東京帝国大学在学中に、学徒出陣で海軍士官となり、戦艦大和の勤務中に沖縄特攻を命ぜられました。大和が撃沈された後、2時間あまりの漂流を経て救出された、生き残りの士官のひとりです。

 戦後、日本銀行に勤務され、仙台支店長や監事などの重職を勤められました。

 合理主義者で、日本海軍のホープであった伊藤長官にもかかわらず、海上特攻という無謀愚劣の作戦の最高責任者とならざるを得なかった長官の運命、与えられた任務をどこまでも遂行せんとする責任感。最高指揮官の栄光と孤独。

 いつか、長官の生家・墓所などがある大牟田市を訪れたいと思っています。


「島津奔る」

 関が原の戦いで、西軍に属したのに、天下を取った家康より従来の所領をまるまる安堵させることができた島津義広。

 その関が原の戦いにおける苦闘の歴史を知ることができます。

 「釣り野伏せ」や「捨てがまり」といった、捨て身の戦法があることをこの本で知りました。


「大英帝国衰亡史」 中西輝政著

 英国のジェントルマンシップは、日本の歴史においても特に、海軍を通して多大な影響を与えています。

 ジェントルマンシップというものはどういうものか、また、イギリスの帝国としての歴史をきちんと知りたいという気持ちもあって「大英帝国衰亡史」この本を読みました。


「特攻の総括」 深堀道義著

 作戦、それ自体としては無謀愚劣としか言いようがない特攻。

 ただ、私たち日本人の先人は、国家存亡の危急時にあって、自分を投げ出し、私たちの国を守って下さいました。

 作戦としての無謀さ、愚劣さと、その作戦に殉じた、私たち先人の精神の尊さ、気高さとは別次元のものであり、このことを混同し、議論してはならないと思います。


「浅間山荘事件」 佐々淳行著

 子供の頃、大きな鉄球が浅間山荘を壊し、多数の機動隊員が人質にされた女性を救出に突入したことをおぼろげながら覚えています。

 人質の牟田泰子さんを救出しようとした男達の物語として、この本を読みました。

 また、危機管理という観点からも学ぶことがありやしないかと思いこの本を手にしました。


「代表的日本人」 内村鑑三著

 世界に紹介したい日本の偉人として西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮の5人です。

 伝記があまり存在しない中江藤樹の人となりについても知ることができ、大変おもしろい本です。


「四国巡礼葛藤記」 青野貴芳著

 私はこれまで、秩父札所を歩いており、また、伊豆八八箇所の札所も巡礼の途中であり、四国お遍路をしたいものだと憧れております。

 この本は大学院で仏教を学んだ駆け出しの僧侶の若者が、四国を巡礼したその記録であり、なかなか、四国お遍路に踏み切れない私を慰めてくれる本でもあります。


「米軍提督と太平洋戦争」 森幸太郎著

 大東亜戦争(太平洋戦争)に関しては、日本の視点から記述された本が大部分です。

 私たちの先人が戦った相手側にはどのような人物がいたのか、そして、そのようなアメリカのリーダー達はどのような生い立ちをたどってきたのか、そういったことについて興味が湧いたため、この本を手にしました。

 大変ページ数の多い本ですが、なかなかおもしろいものです。戦艦大和を旗艦とする第二艦隊が、天一号作戦により、沖縄に向かったときに、これを迎え撃ったアメリカ海軍第五艦隊の司令長官は、レイモンド.スピュリューアンス大将でしたが、ペーパーワークを嫌い、午後8時以降はどんなことがあっても長官室から出てこず、参謀は仕事の話ができなった等、おもしろく興味深いエピソードが書かれています。


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